PROGRAM
大崎上島町島スクールは、「大崎上島にいながら、自分のやりたいことにチャレンジする」ことを目的としたプログラムです。
小学生から70代の方まで、幅広い年齢層の島民が一堂に会し、自分のやりたいことや人生の目標について語り合い、その実現のために一緒に考え、行動しています。
これまで、10歳の駄菓子屋さん開店、誰もが自分の得意を活かせる「みんなが先生プロジェクト」、柑橘農家の事業拡大、先代の家屋を活用した店舗開業など、様々な「やりたいこと」へのチャレンジを形にしてきています。
「島の人たちともっと交流したい」「島の魅力を伝えたい」という思いを原動力に行動する素敵な皆さんと、島スクールは活発に動いています!
NEWS
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島スクール3期キックオフ!
広島県大崎上島で、島スクールがついにスタートしました!島スクールとは、「島民が自分の地域に居ながらにしてやりたいことを実現する」プログラムです。大崎上島町役場主催のもと、2020年から始まり、今回で3期目となります。そして、7月18日、対面にてキックオフイベントを実施することができました!
現地パートナーは一般社団法人まなびのみなと(以下、まなびのみなと)さんです。「誰もが学びに出会う日常を」をビジョンに掲げ、地域で活発に活動されています。
今期の島スクールは、このまなびのみなとさんが主導する「やりたいことにチャレンジ」コースと、WEが主導する「スモールビジネス」コースの2コース制。これも、今までの受講生の皆さんの関心や希望を反映させて、何度も議論を重ねてアップデートしている結果です。
この2つのコースに、今回は小学生から60代までの幅広い年齢層で、20余名の方々が集まってくださいました!ここには、1期からずっと続けてくださっている受講生、2期からステップアップを目指していらしてくださった受講生、県外から移住してきてたくさんのチャレンジをしたい!と意気込む3期生など、島スクール経験も様々。さらに、お一人ひとりの経験が重なり合っていくことを想像すると、何が生まれるか、すでにとても楽しみです!
イベントでは、「なんで?」を探すワークを実施。早速、この島スクールの特徴である「参加型」「対話型」の活動をおこないました。皆さん、初対面の方も多いのに、とても楽しそうにお話しされ、ワークもにこにこと笑顔で取り組んでいらっしゃいました!
◆ 受講生の皆さんの声
・「この先がどのように進むのか楽しみです!」
・「コミュニケーションで目を合わせるってすごく大事だと思った。1対2で話している時、こちらが話しかけているつもりでも、目が合わなかったたら話に入りたくないのかな?と感じた。今まであまりこういう場面を経験した事がなかった。私も一緒に話をしたいアプローチや表現が足りなかったり方法がよくなかったかな?と感じた。次回考えてその人と関われたらいいなと感じた。」・「どんな物や事にも意味があるので、それについて考えるようになった。」
・「相手のことを聞いて、より詳しく知ろうと質問できた」
・「必ず物や事に意味や理由、想いがあるということを学んだ。モノトコト、だから物事っていうんだなーと思った。」これから、島スクールでは各個人がもつ「やりたいこと」や「やりたいことを実現するためのスモールビジネス」を実現するための活動を進めていきます。大崎上島の方々が、自分のやりたいことに存分に取り組んで、皆さんが活き活きと島で活躍されるよう、私たちみんなで一緒に取り組んでいきます!
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12月22日 WBP第6回開催!
「やりたいこと」の目的や相手のメリットについて考えました!
今回は進捗共有第2弾。それぞれの宿題・前回からの取り組み状況について共有しました。講座としては、「やりたいこと」として進めていることの目的の確認と、それをやることによって「相手にどのようなメリットがあるのか?」ということについて、ワークシートを用いて考えを深めていきました。
ともすれば「やりたい!」気持ちが先に出て、ビジネスの対象となっている人や協力してくれる人との関係がないがしろにされてしまいます。そこで、その人たちがなぜ興味を持ってくれるのか、協力してくださるのか、ということについて考える必要があります。今回は、その相手の視点似たって考えることの大切さを共有しました。
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12月17日 WBL第7回開催!
Willを見直してさらに深めています!
WBL第7回は、前回から取り組んでいるWillの作成。今回は、一度つくってみたWIllをWE独自の視点でチェックする方法を共有し、さらに深める機会としました。Willは一人で考えていても詰まってしまうものですが、指針があることで自分なりに見直すことができます。良いWIllは自分でも自信をもって取り組むことができ、さらに言語化することで共感を得て仲間づくりにも繋がっていきます。
参加者の皆さんは、一度このような見直し機会を得たことで、モチベーションの向上にも繋がった様子。「Willをどうやって考えたら良いかまだわからないけど、もっとわかるようになりたい」といった声がありました。いよいよ終盤、さらにWill を磨いて自分のやりたいことを明確にしていきます!
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12月10日 WBP第5回開催!
「やりたいこと」の進捗共有!
今回は前回の対面時に設定した宿題「次にやること」の実施状況を報告し合いました。やりたいことを掲げて、次の行動を決めたとしても、実際にやらなかったらまた振り出しに戻ってしまいます。また、自分のやっていることを共有して、仲間作りをすることも大切。今回は、そうした進捗共有・困ったことを共有することで、「こうしたらできるんじゃない?」と参加者同士で考える作戦会議の時間としました。
皆さんから、「カフェをやりたい人と健康レシピを考える人が一緒にできるのでは」「子どもの居場所づくりとは何か一緒に考えよう」といったコラボレーション対話が多く見られました!
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12月4日 WBL第6回開催!
Will (人生で成し遂げたいこと・やりたいこと)を考える!
いよいよWillを考えるフェーズに入りました!自分の考えや経験について見直し、向き合ってきた皆さん。これまでやってきたことをふまえて、改めて「自分は何をやりたいのか」について考えます。
WEではオリジナルワークシートを作成しているのですが、今回のWIll作成シートは様々なプログラムの反省を活かしながらバージョンアップさせてきたものです。それを用いて、考えを言語化する活動を行いました。ただ、Willはすぐに決まるものではないので、今回を機に対話を続けて深めていく機会となりました。
参加者の方からは、「いつも避けていた自分の考えの言語化を行う機会をいただけたことでWillがより明確になりました」「Willをもつことがとても大切なんだと思いました。」という声がありました。これからさらに深めていくぷろせ
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11月26日 WBL第5回開催!
未来に何がある?
WBL第5回は、未来へと目を向けて考える回でした。これまで、自分を見つめ直し、経験を振り返ってきたWBL。自分がこの先にやりたいことを考えるために、どのような未来が予測されているかを知り、自分はどのような未来にしたいのか、を考えました。
今回は、11月19日に戸田が渡島したときから導入された次世代コミュニケーションロボットSOTAがWBLでも登場。対話する場面では、戸田がSOTAを通じて皆さんと直接お話しする時間もありました。zoomシステムだと、iPadのカメラを通じて会場の皆さんを見るので、1対1のコミュニケーションが取りづらいのですが、SOTAであればロボットと参加者の方が話すことで直接的な対話の感覚が生まれます。今回は、見た目の可愛さや新鮮さが優ったようですが、これからより活用して、対話を充実させていきたいと考えています!
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11月20日 参加者の活動進捗!
デイビッドさんの無人販売所「みどりの風広場」が開設!
島スクール1期からの参加者デイビッドさん。大崎上島が大好きで移住したデイビッドさんは、ミカンやレモンを生産する柑橘農家でいらっしゃいます。今回は直売所を開設!みかんやグリーンレモン、お野菜コーナーも設置!また新たなチャレンジが仲間たちを刺激しています!WEメンバーはデイビッドさんのレモンをいつも楽しみにしています!
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11月19日 WBP第4回開催!
対面実施!一人ひとりのメンタリングで「やりたいこと」を大きく進めました!
今回は戸田が大崎上島に渡島して対面にて実施しました!1期生から通しても初めての渡島。ずっとオンラインでやりとりしていた参加者の皆さんと、ついに直接お会いしてお話しすることができました。
講座前には、参加者の皆さんの活動地を訪問。みかん畑や開店したばかりの雑貨屋さん、リノベーションしたカフェなど、これからの事業を一緒に考えるためにも、現場を様々に見せていただきました。
プログラムでは、お一人ずつと10分程度の直接対話。自分の「やりたいこと」の目的やターゲットについて考えてきていただき、それを元にお話しして、目的の整理・確認と次の一歩を決めました。直接対話することで、参加者の皆さんももモチベーション向上、次への意欲が湧いてこられたようです!今後の活動が楽しみです!
さらに、今回は新しい取り組みも始めました。次世代コミュニケーションロボットSOTAを導入。オンラインでアクセスする戸田が、できるだけ参加者の皆さんと直接お話できるようなツールとして取り入れています。さて、うまくいくでしょうか。参加者の方からは、「戸田さんと話している、という感じがした。あまり違和感がなかった」「SOTAがかわいい」といった声がありました(戸田は、自分よりかわいいから人気になってしまうのでは、と心配しています!)。こちらもチャレンジです。
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11月15日 参加者の活動進捗!
食品と雑貨のお店「結い」がプレオープンしました!
プログラム参加者の順子さんが、お店をオープンしました!御祖父様が営まれていた呉服屋さんのスペースを活かすことを考えていた順子さん。手作りのものやご自身が選んだ品物を置く雑貨屋さんをついに開店。まずはやってみよう、という心持ちで始められました。オープン準備には参加メンバーも協力!みんなで支え合っての挑戦です!
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11月13日 WBL第4回開催!
自分と社会は繋がっている
WBL第4回は、自分と社会との繋がりを考えるステップです。人生の目的(WIll)ややりたいことを見つけるために、まずこれまでにやってきたことについて振り返りました。その一人ひとりの原体験は、Willに結びつく確かなものです。一方、そうした経験をしている時には、社会はどのような動きをしているのでしょうか。今回は、私たちが経験していることと社会との接続を見出すディスカッションを行いました。
想像力が必要となるステップ、今回は皆さんと共に過去の出来事を振り返りながら想像力を働かせて考える時間でした。参加者の皆さんは、だんだんとメンバー間での話もさらに自由にできるようになり、交流を楽しみながら、自身の過去についてお話しされるようになっています。対話を通して、想像力をお互いに刺激し合いながら進んでいます。
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10月29日 WBP第3回開催!
「先人から学ぶ」ことで成功について考えました!
第3回のプログラムでは、参加者の皆さんが自由に「成功した人」「偉人とされる人」「身近な憧れの人」などを選び、その人の人生から学ぶワークを実施しました。成功者とされる人たちは、誰もが何かに挑戦して経験を積んでいるもの。失敗経験もあるなかで、どのように乗り越え、進んできたのかということを私たちなりに考える時間でした。
参加者の皆さんは、自分の関心のある分野の偉人、大崎上島町で事業を立ち上げた身近な方、歴史上の人物などを選び、学んだことを共有しました。「まるで歴史の授業のようだった」と言われるくらいに調べてきた方も。皆さんが口を揃えておっしゃっていたのは、「何か成し遂げる人は失敗して、そこからまた挑戦している」ことへの気づき。自分たち自身も、まずはやってみようという気持ちになれました!
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10月22日 WBL第3回開催!
経験の意味は?
WBL第3回は原体験の深堀りでした!「やりたいことを見つける」ためのコース、参加者の皆さんは模索しながらも、これまでのご自身の経験を振り返りながらやりたいことについて考えています。今回は、ご自身の原体験がどのような意味を持つのか、さらに深堀りする機会でした。
自分が経験したことはどういう意味を持つのか、ということは意外と考える機会のないもの。今回は、それを講座内容として実施しました。だんだんと打ち解けてきたメンバーと、自分が何を気づいたのかを共有しながら、さらに深めていく過程です。
参加者の皆さんからも、皆さんの意見が聞けたことがよかった、という声がありました!
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10月9日 WBL第2回開催!
「豊かさとは何か?」は地域・人それぞれ
各コースに分かれて進むプログラム、今回はWill Based Learning(WBL)です。WEオリジナルプログラムのなかで、一番最初に位置づくのは「自分を知る」こと。人生で成し遂げたいこと(WIll)を考えるためにも、まずその先に何をしたいか、何が自分にとって豊かなことか、を考えるステップです。
でも今回、私たちはとっても大きなことを学びました。参加者の皆さん、それぞれに実はすでに「豊か」だったのです。大崎上島の自然や人の温かさに見出される「人生の豊か」を経験している方がとても多くいらっしゃいました。では、その先にあるものとは?
自分たちが感じる豊かさをどのように続けていけるようにするか、今度はそちらに目を向けることになりそうです。
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10月8日 WBP第2回開催!
「やりたいこと」の目的を考えました!
いよいよ各コースに分かれて進める第一歩。Will Being Project (WBP)は、参加者の皆さんがすでに「やりたいこと」をお持ちの状態で参加されているコースです。柑橘農家の方が、生産物を活かしながらみんなが集まれる場所を作りたい、と考えていたり、駄菓子屋を開店したいという小学生がいたり、集会所を子どもの居場所にしたいという方がいらしたり・・・やりたいことは様々。講座では、それをどのように実現するかということと、ビジネスとしてどのように継続事業にさせていくか、ということを具体的に考えて実践していきます。
本格的にスタートした初回の第一弾として、今回はその「やりたいこと」の「目的(事業の目的・何のために実施するのか)」について、ディスカッションワークを通して考えました。ワークでは、戸田が実際に受けたビジネス相談を例に、「目的と手段」が見失われてしまう危険があることについて話しました。
参加者の皆さんからは、「自分がやりたいことについて、どうやるのかということは考えても、『なぜやるのか』という理由を深堀りする機会は足りなかったかもしれない。これから意識しようと思う」といった声が聞かれました。