参加者インタビュー 三笠貴史

三笠貴史さん

「言った事はやれる人間になれます!」

● 「やりたいこと」を見つける

  • 自己紹介をお願いします!

三笠さん(以下、三笠):三笠貴史 24歳です。日本フットサルリーグというプロフットリーグの選手です。並行して税理士法人事務所に勤めていて、公認会計士の勉強をしています。

  • 三笠さんと戸田はどのような出会いだったのでしょうか?

三笠:戸田さんとは、5年前に学生版松下村塾に参加したときにお会いしました。その後、就活をするタイミングで、直接連絡をしてインターンもさせていただきました。

大学2年生だった20歳の頃は、頭でっかちになっていた頃で、「何かを成し遂げたいんだー!」と思っていました。でも周りにそうした友達がいなくて、もやもやしていているときに、“松下村塾”という機会を知って、これは参加しないといけないと思った。

松下村塾で、気の合う3-4人で集まって話をする時間があったのですが、そこへ戸田さんが来て話したのが最初の出会いです。登壇したときの話で印象に残っていることは、「子どもが生まれて自分の考え方が変わり、自分の娘が大きくなったときの未来を想像して、人生が変わった」という話です。イベントが終わったあとも印象に残っていました。

最初はよくわからなかったのですが、よく考えていくうちに、「自分のために生きるのではなく、誰かのため、社会のために生きる」ことが正しいこと、自分のやりたいことだと考えていきました。そのタイミングで戸田さんが新しい取り組みをすることをfacebookに投稿しているのをみて、これは連絡しよう、と思って直接連絡しました。

また、松下村塾では、「自分の志を決める」ということをメインのテーマにしていたのですが、そこで自分は、スポーツが好きでフットサルをやっているので、フットサルを通じて「磁力を持った人間になる」ということを志にして発表しました。自分にインスパイアして行動を起こす人を増やしたい、自分はフットサルを通じてそれを実現しよう、ということを考えていました。

– そのビジョンを持ちながら、戸田に連絡し、インターンに参加した理由はどういったことでしょうか??

三笠: (戸田の新しい事業の)CSWのリリースには具体的なことは書いてなかったけれど、「こういうことがやりたい」というメッセージが、就活中で自分がどういう仕事に就くか、ということを考えながらもなにかしっくりこないなと思っていたときに、胸に刺さるものがありました。そうした、“自分の胸に刺さるメッセージを出している仕事をしている大人がいる”、ということに気づきました。

-どのようなことをなさったのでしょうか??

三笠:まず、具体的にこういうことができるんじゃないか、ということを戸田さんに話していたのですが、壁打ちではいつも跳ね返されていました。当時、実際に行動して何か変えられたか、とか自分が変わったかということはあまりなかった。

でも今、いろいろやった経験が自分に残っていると感じています。1年くらいでやった実績としては、フウガドールすみだの試合で実施したイベントのように小さいものですが、今の仕事にもつながる経験として後に残っています。

フウガのイベントというのは、商店街の方々と連携をとってイベントをホームゲームで展開したいというものだったのですが、戸田さんは商店街に一緒に行って「秒で」アイディアを考えたんです。そのとき、何かをやるときのものの考え方、例えばWin-Winでどちらもハッピーになるにはどうしたらいいか、ということを知りました。

また、イベントを実施するために、自分がいいと思っていても関わるときに回りの人がどうか思うか、といったことや、商店街の立場のある方はどう考えるか、といったことを考えていきました。一つ何かやろうとしたときの、多くの方々を巻き込むことにかかる労力をしり、「お弁当一個売るだけでもこんなに大変なのか」と実感しました。協力してくださったお店に、利益はお返しすることはできましたが、これだけ大変な思いをしてこれくらいか、ということがわかって、それをどうやって大きくするか考えることの大切さを知りました。

– その過程で戸田さんに言われたことで印象に残っていることはありますか?

三笠:いろいろ言われて泣いたこともありました(笑)。自分の考え方に対して、「それじゃ成し遂げられないよ」ということを何度か強く言われたからです。当時の僕は「それを言われても無理です」、という感じでした。

イベントを実施したときは戸田さんがすごく喜んでくれたのですが、実績が小さかったのでなぜ喜んでもらえたのか、よくわからなかったです。今振り返れば、大きなことだと思うのですが、その時は何がすごいのかよくわからなかった。

当時のインターン期は、選手として苦しい時期でした。思いが強いだけで実績がないから正論だけ振りかざしていただけだったな、と思います。

–  その過程でのモチベーションになっていたことは??

三笠:戸田さんが応援してくれていたことです。正しい、と言ってくれる人が一番近くにいる。自分が良いと考えていることを、尊敬している人がそれを良いと言ってくれていたことです。

戸田さんを尊敬していたのは、現場で戦っている姿もみていたことです。口だけの人はいたくさんいるけれど、現場で戦っている。そんな簡単じゃないことをやろうとしている。側からみると「仕事しているの?」という言われ方もされていましたが、ビジョンを掲げて戦っている姿は、かっこいいと思っていました。

–  その過程で課題などはありましたか??

三笠:実際のところは、数回挫折したことがありました。3ヶ月後に自分が働いていかないといけないという状況であるときに、学生が終わる時間が近づくにつれて猛烈に怖くなっていた時期です。社会経験がないままに、稼ぎがなく社会に出るということに恐怖を感じていました。

大学までいかせてくれた親のことも考えました。そのときに、自分の理念や生き様をかけているだけでいいのか。ということを真剣に考えて直していたと思います。やっている最中は他のみんなと違って、他の安定しているものではなくて、自分の信じるものをやることが正しいと考えてやっていましたが、いざ学生が終わるとなったときにそれでいいのかと思っていました。

今思えばそれは良い経験でした。それがあったので、自分がちゃんとサバイブする方法を考えなくてはならない、と思いました。今はラッキーが重なって、生活できるまでには安定して、やりたいことができる環境にはいますが、それは恐怖の体験から考えて行動するようになったからだと思います。多くの方々に迷惑をかけ、怒られながらやっていました。

–  その頃戸田とは話をしていた??

三笠:自分は2回辞めているので、そのたびに話していました。その後、フットサルでうまくいくことがあり、一気に道が拓けました。そこで、フウガに残って働きながら選手をするか、Fリーグ選抜でほぼプロの生活をするのか、という選択肢がありました。

そのときに、戸田さんには、その機会をつかみ勝負をすることを勧められ、自分もそうしようと決めました。また、Fリーグ選抜キャプテン(主将)もやりたい、と立候補しました。結果としては、最大限やれることはやったと思います。前の一年間、選手として苦しんでいたけれど、自分が信じていたことがやっぱり正しかったでしょう、っていうことを証明する一年でした。選手として達成しないといけないことはまだまだあるのですが、先々を見て動いていこうと思っています。

— 選手として道をつくるなかで、もともとのビジョン「社会のために、誰かのために」という思いについては、今どのようなことを考えていますか?

三笠:何かをやろうとするときに、実行できる人になりたいと考えています。自分がやろうとするときに関わってくれる人が必要で、その人たちに納得してもらえるような存在になることが大事だなと思っています。

自分の社会的な影響力をどのようい高めていくか、ということを考えながら動いています。公認会計士の勉強をしていることも、選手をしながらビジネスもわかるようになりたいと考えているからです。

● まとめ

  • 戸田との話や関わりを通じて、自分自身の変化はありましたか?

三笠:インターン前は、ビジョンが大事であって、自分は何をしたいのか、ということを持っているのが大事だと思っていました。でも、実際にインターンを経験して今振り返ると、ビジョンも大事ですが、行動することの大事さのほうを知りました。

掲げるのはなんでもいいのですが、何をやるか、どう行動するかということが大事だということです。その行動の一歩も、前に進む一歩もあるけれど、後ろに進んでしまうかもしれない一歩もある。一歩踏み出すことの重要性と難しさと正しさ、というものを学びました。

戸田さんのことをあまり知らない人は、戸田さんはビジョンを掲げるという思想家的な人という見られ方もしていると思います。「地球国」と大きなことも言うけど、そのために必要な一歩を踏んでいる人だ、と思います。

「とにかく行動しろ」と言われても、自分は実際にやらないとわからない。だからとにかく何かをやれと言ってる。学生側からすると、商店街に言って「何困っているんですか」と聞くだと「え、それだけ?」と思うかもしれない。でも本当はそれが大きなことだ、ということは振り返ってみないとわからないからです。でも、戸田さんはそれが見えていて、そこの重要性を伝えている。その一歩二歩と進めさせるのは大変だと思っています。

今は、自分でその「一歩」がなんとなくわかってきたように思います。自分をほめながら、少しずつ進んでいます。例えば、資料を作って共有フォルダに入れて指摘してください、と連絡する。それも一歩だ、と思いながら進むといったことです。当たり前かもしれないのですが、自分のなかで、頭で考えていることを話すのも一歩、体を動かして対人で何かをするのも具体的な一歩と考えています。

  • 戸田のメンタリング全体は、ご自身にとってどのようなものですか?

三笠:正直言うと、怖いです(笑)。僕のなかで戸田さんに何かを相談したら、何かをやらないといけない・実行にしないといけない、ということだ、という認識です。「言ったことはやれよ」、と言われることがわかっている。でもそれがなかったら、いろんな人が戸田さんに質問して、戸田さんがそれに答えるだけで、相談した人は何もやらないという状況になると思います。

自分で何かをやれるようなスキルが身について、行動しだしたときに、こうならないようにこうしよう、と思いながらやっています。自分の盾になっている経験は、戸田さんとの活動のなかで生まれた経験。その経験をさぐると、怖さー言動には責任が伴う、という責任感を得たことだと思います。言ったならやらないといけない。人を巻き込んでいることですし、実現するためにやらないといけない。それが戸田さんから得た、自分の大事なところだと思っています。

【さいごに】これから参加・受講を考えている方々へのメッセージをお願いします!

「言ったことはやれよ!」と言われますが、実際に「言ったことはやれる人間になります!」

PAGE TOP