江川真唯さん
「自分のやりたいことに向き合えます!」
● 「やりたいこと」を見つける
– 自己紹介をお願いします!
江川さん(以下、江川):江川真唯です。上智大学総合グローバル学部2年です。
- 戸田のどのようなプログラムを受講しましたか。
江川:戸田さんが大学の授業でゲスト講師としていらしたときにお会いしました。そこで、「やりたいことをどう実現するか」という内容の話を聞いて、この先生に相談したいなと思って、お話ししたのがきっかけです。自分のやりたいことを相談し始めて、今は、戸田先生の紹介で新潟県佐渡市の教育プログラムに参加させていただいています。
- 戸田と話をする前は、「やりたいこと」はありましたか?
江川:中学生の頃から、アフリカでスポーツと国際協力の活動をしたいと考えていました。実際に高校生のときにルワンダで運動会を開催し、スポーツの可能性を感じました。その時から、将来もその貢献をしたいと考え、アフリカで運動会を普及させたい、という夢を抱いていたのが大学1年生の大学生の頃でした。
大学には、アフリカの現状を知りたくて入学しました。でも、1年生は自分が受けたい授業がなかなか受けられず、やりたいこととやらなければならないことのギャップを感じていま
- 戸田の話をするなかで、何か見つけられたでしょうか??
江川:はい。私は、「やりたいことがはっきりしている」と思い込んでいました。いろいろな大人と話して、やりたいことを伝えることもやってきました。「それはいいね!」と言ってくれる人もいれば、「ここはどうなの?」と質問をする人もいました。
でも、戸田先生は、「そもそも、それはビジョンなの?」と芯を突いてきました。「ビジョンなのか、手段なのか?」と問われたのです。それで、一度自信を失くしました。でも戸田先生は私を見捨てるわけではなくて、実践していくために一緒にやろうと言ってくださいました。それで、この先生と一緒に、自分のやりたいことをやっていこう、と思いました。
- ご自身の「やりたいこと」を実現するために、どのようなプロセス・アクションプランを立てましたか?
江川:初めは、「アフリカで運動会を広げたい」ということが自分の「やりたいこと」でした。そのために渡航する気満々でした。でも、戸田先生は、そこで「日本で一度実践してみたら」と言って、佐渡市でのプロジェクトを紹介してくださったのです。戸田先生が実施していた、「島スクール」という事業のなかで、「子どもたちのやりたいことを大学生がサポートする・松ヶ崎小学校を魅力的にする」というプロジェクトでした。そこで一度自分で経験を積む、ということが目的でした。
実は、最初は「これは本当に自分がやりたいことなんだろうか」と思っていたのですが、実際に佐渡に行ったら、その思いがどんどん解消されました。また、オンライン授業を実施して、子どもたちと直接話したときに、少しでも自分が影響を与えられたのかな、と思えたことです。
- やりたいことを見つける過程で、戸田から何か影響を受けたことはありますか?
江川:戸田先生の言葉で印象的だったことは、このプロジェクトを「まいちゃんたちのプロジェクトだよ」と、私たち自身が主体的に動くように、やる気を掻き立ててくれることでした。
戸田先生は、自分の行動や姿勢で、他の人を巻き込むことがうまいなと思います。関わる人がお互いに良い関係になるように動かしていく。佐渡のことも、縁をつくることや、知らない人と仲良くなるということは、簡単にできることではないと思います。その姿勢を見て、自分で発信することや、周りの人の良いところをうまく見出して進めていく、ということを学んでいます。
● 「やりたいこと」を実現するまでのプロセスを実行する
- 現在「実行・実践」されていることを教えてください!
江川:今は、「Dream Project 」というプロジェクトを立ち上げています。これは、新潟県佐渡市の 松ヶ崎小学校の子どもたちと一緒にやっているプロジェクトで、「Dream」を目標ややりたいこととして、“私たち大学生や大人たちがサポートするよ”という内容です。
これは長期的に進めていこうとしているプロジェクトで、子どもたちそれぞれの目標をみんなで具体化させつつ目標をチャレンジしていきます。
- プロジェクトを実行するために、戸田から、どのようなサポートがありましたか?
江川:まず、自分たちがコンテンツを考えていくうえで、コンテンツをより良くしていくためにアドバイスをくれることです。佐渡の島にとって良いことであるのと同時に、私たちにも良い形になるようにする、という考えで、相互に利益があるようなアドバイスをくださいます。これがなかったら、ここまでプロジェクトが大きくならないな、というくらいの発想で考えてくださいます。
また、私たちが子どもたちに関わるときに、一方的ではなく一緒にやろう、ということも教えてくださいます。大人の役割は、自分たちがやりたいことを進めるためのリソースを揃えることなのかな、と思います。だから、自分が「やらされている」という感じではなく、プロジェクトができるのかな、と思います。
– 今の課題や、これから実行しようと考えていることはなんですか??
江川:一番の課題は、コロナです。とにかく、子どもたちと直接会って話をしたいなと思います。それができないことがとても残念です。先生やメンバーとのミーティングも、一緒にいるからこそ、その場で生まれること・創造できることがある、と思っています。
でも、一方で今は普段よりも家にいる時間がたくさんあるので、できることからやろう、と思っています。資料を作る、ということもすぐに時間ができるので、そういうことをメリットだと思って、頑張ろうと思っています。
● まとめ
- プロジェクトやメンタリングを通じて、自分自身の変化はありましたか?
江川:「何も考えずにやりたいことだけを掲げて突っ走る」ということをしなくなりました。今までは、「これやりたい!よし、やろう!」と、単純だったかなと思います。
メンタリングや活動を通して、プロセスを大事にしているところを見て、まず考えるようになりました。「どうしてそれをやるのか」「どういう意味があるのか」ということを考えるようになりました。
- 戸田はどういう存在でしょう??
江川:時には厳しく、時には論理的に優しいけど、ずばずば言ってくれるのはすごく良いなと思っています。自分がフワッと考えていることにも、釘をさしてくれます。「やらなきゃ」というモチベーションになりますし、やる気が出てきます。
また、周りの人たちをよく見ているなと思います。いかに一緒に巻き込んでいくか、ということを常に考えている。その点は見習いたいと思っています。
●【さいごに】これから参加・受講を考えている方々へのメッセージをお願いします!
「自分やりたいことがある人や、自分と向き合いたい人は、ぜひ戸田先生と一緒に活動していただけたらなと思います。一緒に活動していると、「自分はどういう人間なのか」とか、「自分は何をやりたいのか」ということに向き合えるし、やりたいことを実現するためのプロセスを一緒に考えてくれます。やりたいことがある人にはオススメです。戸田先生は見捨てずに、最後まで一緒に最後まで寄り添ってくださると思うのでがんばってください!」
*佐渡プロジェクトに関する紹介
上智大学ニュース「本学学生と佐渡市松ヶ崎小学校との連携教育事業”Dream Project”」
https://www.sophia.ac.jp/jpn/news/PR/news_sado_shima_school.html