弊社代表戸田裕昭は、全国の自治体職員が集う一般財団法人地域活性化センター（以下センター）にて事業に積極的に携わるフェローに就任しており、有志の職員を対象とした「戸田ゼミ」を2020年から開講し、Will Based LearningⓇに基づく全10回のオリジナルプログラムを展開しています。
このゼミでは、「みんながやりたいことを見つけて、生きていける社会」の実現をテーマとして、自治体職員の皆さん（以下ゼミ生）が、自身の「やりたいこと」を見つめ直して言語化し、派遣元に戻ったあともその取り組みを行っていけるような素地をつくることを目的としています。
2024年も戸田ゼミが開講され、12月10日（火）にゼミ生による最終発表会が開催されました。今回は、その内容についてレポートします。
2024年度戸田ゼミ
2024年度、12名のゼミ生が誕生しました。ゼミ生の皆さんは、北は北海道、南は鹿児島まで、まさに広い地域から派遣された方々で、個性豊かなメンバーが揃いました。
ゼミ生は「有志」なので、皆さんそれぞれに参加の動機があります。戸田ゼミは、一度説明会を兼ねたプレゼミを経て、希望者が参加するため、一度戸田と会ったり前回までのゼミ生に話を聞いたりして参加を決めます。メンバーには、例えば、このような動機や声がありました。
- 参加動機
- 自分を理解し、ブレない軸をもった人になりたい
- とだっち（※戸田のあだ名）から考え方や生き方について吸収し、自分を見つめ直したい！
- 自分が何をしたいのか考えたい！
- 過去の自分と向き合い未来へ歩いていく、その準備と心構えを得る
- これまで参加した戸田ゼミ生に強く勧められて参加しようと思った
特に「自分に向き合う」ことを重視したい、という方々に受講いただいたことがわかります。
戸田ゼミで行ったこと
戸田ゼミは全10回のカリキュラムを約半年間かけて実施しました。10回のテーマは、自分を考え見つめ直すことから始まり、自分のやりたいことを言語化するという流れで設定されています。また、カリキュラムは戸田のインプットとワークシートを用いたディスカッションをメインに進めていくため、ゼミ生の皆さんは常に自身のアウトプットを行う内容となっています。
特に、第6回から考える「WILL（=人生で成し遂げたいこと）」を考えるフェーズは、言語化だけではなく、ビジュアルで表現したり、世界観を描いたり、様々なアプローチで進めていきます。ゼミ生の皆さんは、このWILLフェーズが始まると、日々考え続けるため、大変苦労されていました。
でも、こうして時間をかけて考えたり話したりすることで、自分の「WILL｣が形成され、まずは行動の第一歩を決める、というところまで達成することとなります！
最終発表会
このように何度も考え直し、言語化したWILLは、最終発表会にて一人ひとりがプレゼンテーションで発表しました。
今回は12月10日（火）に戸田ゼミ最終発表会が開催され、12名がそれぞれ①WILL ② WILL実現のためのステップ（行動計画） ③ 始めの行動 について発表しました。ゼミ生のWILLは、このようなものが揃いました。
ゼミ生の発表には、戸田からもコメントさせていただきました。それぞれの具体的な活動に対する質問やコメントの他、「みんなが行動するように自分が示していくということは大変ですが、やり続けることが大事なのでがんばってください！」「（自分のWILLを）言って（言いまくって）行動すると実現の可能性が見えてくるので今から行動をしてください！」といった、自分自身の経験をもとにお伝えしました。
戸田ゼミを終えて
ゼミ生の皆さんは、WILLと行動宣言を終えて、これからがスタート！という気持ちで発表会を終えてくださいました。
また、戸田ゼミ生からは、今回のゼミを総括して、このような声をいただいています：
- あっという間の全10回。自分自身を見つめ直し、やりたいこと、Willをもがきながらも模索し続けた約半年間でした。ぼんやりとしていた自分のWillが回を追うごとに徐々にはっきりしてきた気がしています。
- 自分を見つめ直す機会は大人になってからはない。考えても一瞬で終わってしまう。（戸田ゼミによって）自分自身について深く知ることができる、という機会をアドバイスとともに与えてもらい、最高の時間でした！
- 戸田ゼミを受講後のこれからの自分は、ワクワクすることを追い求め続ける！
- （WILLを考えてみて）漠然とした目標が明確になった。現状を新しい視点から考えることができるようになった（「選択肢がない」ではなく、「選択肢が見えていない」かもしれない）。自分の経験や身近な人の行動、言動にヒントが隠れていると気づいた。
2024年度戸田ゼミは終了ですが、ゼミ生の皆さんがセンター在職中にも、派遣元に帰任されてからでも活躍されることが今から楽しみです！
